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全日本篆刻連盟について

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全日本篆刻連盟とは


 

1979年、日展に出品の篆刻家を中心に、今は亡き小林斗盦氏(文化勲章受章者)の提唱により、本連盟の前身が発足しました。
篆刻の普及、会員相互の親睦を図り、研究会、見学会、展覧会などの行事を行うことを目的に設立され、今日に至ります。

本連盟は一会派に偏ることなく、一定の水準を保持する方針のもと存続し、現在に至っております。
一系列の師系に依る団体でありませんため、参加する役員各々が多様な作風を展開しています。
時折、僅かの経験で本連盟に入会したいとの希望者がおられます。本連盟は、役員の推薦による入会を原則としています。

これは、「篆刻とは」「篆刻を楽しむために」で記しましたとおり、やはり篆刻の本質は難しいとの思いによるものです。
正直、本連盟の作家の手ほどきを受けて篆刻を楽しんでいただきたい、というのが私達の偽らざる気持ちなのです。
本連盟への入会をご希望の方は、所属作家への入門をお勧めいたします。

沿 革


1979年 

日展篆刻作家展発足

1980年

1月 第1回日展篆刻作家展(銀座・長崎センタ-ビル)

1983年 

西泠印社80周年訪中

1985年

7月 第2回日展篆刻作家展(新宿・朝日生命ギャラリ-)

1987年

5月 日本篆刻家作品聯展(香港・三聯書店画廊ほか)

7月 第3回日展篆刻作家展(新宿・朝日生命ギャラリ-)

11月 中国杭州・西泠印社展1988年 西泠印社85周年訪中

1988年

西泠印社85周年訪中

1990年 

日本篆刻会発足

第1回日本篆刻会展 [通算6回]

1991年 

篆刻美術館開館 全日本篆刻連盟役員展を毎年開催

1992年

6月 第2回日本篆刻会展(名古屋電気文化会館)[通算7回]

1993年 

西泠印社90周年訪中

1994年

全日本篆刻連盟に改組、小林斗盦 会長就任

7月 第3回全日本篆刻連盟展(新宿・朝日生命ギャラリ-)[通算8回] 

11月 全日本篆刻連盟篆刻藝術展(北京・中国美術館)

1995年 

4月『篆刻の鑑賞と実践』監修(芸術新聞社)

謙慎印会解消

1996年

6月 第9回全日本篆刻連盟展(鳩居堂画廊・東京ロイヤル美術館)

11月 日中篆刻家作品交流展(北京・中国革命博物館)

1997年

6月 第10回全日本篆刻連盟展(鳩居堂画廊・東京ロイヤル美術館)

特別展観:呉譲之・趙之謙 刻印

1998年

6月 第11回全日本篆刻連盟展(鳩居堂画廊・東京ロイヤル美術館)

特別展観:呉昌碩刻印・文玩

10月 全日本篆刻連盟上海展(上海博物館)

1999年

6月 第12回全日本篆刻連盟展(鳩居堂画廊・東京ロイヤル美術館)

2000年

6月 第13回全日本篆刻連盟展(鳩居堂画廊・東京ロイヤル美術館)
10月 全日本篆刻連盟上海展(上海図書館)

2001年

6月 第14回全日本篆刻連盟展(鳩居堂画廊・東京ロイヤル美術館)

2002年

6月 第15回全日本篆刻連盟展(鳩居堂画廊・東京ロイヤル美術館)
10月 全日本篆刻連盟上海展(上海図書館)

2003年

6月 第16回全日本篆刻連盟展(鳩居堂画廊・東京ロイヤル美術館)

    西泠印社100周年記念 国際印学精品博覧展出品、開会式・記念祝賀会参加

2004年

6月 第17回全日本篆刻連盟展(鳩居堂画廊・東京ロイヤル美術館)
10月 全日本篆刻連盟杭州展(中国美術学院)

2005年

6月 第18回全日本篆刻連盟展(鳩居堂画廊・東京ロイヤル美術館)

2006年

6月 第19回全日本篆刻連盟展(東京セントラル美術館)

2007年

5月 第20回全日本篆刻連盟展(東京セントラル美術館)

         百年西泠篆刻展参加(代表10名)

8月 小林斗盦会長 逝去

2008年

中島藍川 会長就任(〜2012年)

5月 第21回全日本篆刻連盟展(東京セントラル美術館)

特別展観:小林斗盦先生遺作

2009年

5月 第22回全日本篆刻連盟展(東京セントラル美術館)

特別展観:戦国陶銘・文字資料

11月 小林斗盦遺作展協催(杭州・印学博物館、訪中50名)

12月 小林斗盦遺作展協催(広州・高剣父美術館)

2010年

2月 小林斗盦遺作展協催(福州・福建省民間藝術館)

3月 小林斗盦遺作展主催(台湾・国父記念館、訪台30名)
4月 小林斗盦遺作展主催(香港・三聯書店ギャラリー)

5月 第23回全日本篆刻連盟展(東京セントラル美術館)

特別展観:甲骨・封泥・帯鉤印、自刻自用印(常任理事以上)

2011年

5月 第24回全日本篆刻連盟展(東京セントラル美術館)

特別展観:菅原石廬先生遺作、自刻書斎印(役員)、自刻自用印(理事)

2012年

5月 第25回全日本篆刻連盟展(東京セントラル美術館)

特別展観:先賢八家遺作展、杜甫生誕1300年記念 杜詩篆刻五十選

印譜『杜詩篆刻五十選』発行(限定80部)

2013年

5月 第26回全日本篆刻連盟展(東京セントラル美術館)

特別展観:鄧石如生誕270年記念「鄧石如の影響を受けた日本の印人作品」、完白山人詩文〈役員篆刻四十六選・摹刻二十四印〉

5〜6月 がんばろう東北篆刻展参加(盛岡市民文化ホール)

8月 西泠印社第8回篆刻芸術評展参加(訪中4名)

2014年

5月 第27回全日本篆刻連盟展(東京セントラル美術館)

特別展観:呉昌碩展ー生誕170年記念ー、缶盧詩篆刻五十選

2015年

河野隆 会長就任

5月 第28回全日本篆刻連盟展(東京セントラル美術館)

特別展観:丁敬生誕320年記念作品展、『硯林印款』名句篆刻

2016年

5月 第29回全日本篆刻連盟展(セントラルミュージアム銀座)

特別展観:益田香遠の篆刻と浄碧居派の作品、役員による自刻自用印[鑑蔵、貫籍、居処、紀年印]

2017年

5月 第30回記念全日本篆刻連盟展(セントラルミュージアム銀座)

特別展観:生誕百年記念小林斗盦先生自刻自用印展、会員による自刻自用印展Ⅳ

『小林斗盦先生自刻自用印集 附書画作品』発行

11月 河野隆会長 逝去

2018年

3月 台日青年篆刻交流展共催(台北・国立国父紀念館)

5月 第31回全日本篆刻連盟展(セントラルミュージアム銀座)

特別展観:中島藍川遺作展、会員による自刻自用印展Ⅴ 『中島藍川遺作集』発行

11月 西泠印社主催2018国際印社聨展参加(理事以上、浙江展覧館)

   日本青年篆刻展共催(日展新会館)

2019年

5月 第32回全日本篆刻連盟展(セントラルミュージアム銀座)

特別展観:趙之謙展ー生誕190年記念ー、自刻自用印展Ⅵ[吉語]

2020年

第33回全日本篆刻連盟展(誌上展)

自刻自用印展Ⅶ 図録掲載

2021年

8月 第34回全日本篆刻連盟展(セントラルミュージアム銀座) 

特別展観:河野隆遺作展、自刻自用印展Ⅷ 『河野隆遺作集』発行

10〜12月 篆刻家河野隆遺作展共催(成田山書道美術館)

『篆刻家河野隆遺作展』共編

11月 西泠印社第10回篆刻芸術評展参加(11名入賞、浙江展覧館)

2022年

5月 第35回全日本篆刻連盟展(セントラルミュージアム銀座) 

特別展観:生誕150年記念 河井荃廬展、自刻自用印展Ⅷ〔引首印〕

活動内容


 Ⅰ.全日本篆刻連盟展の開催

 
例年5月に東京・銀座にて「全日本篆刻連盟展」を開催しています。連盟展では、役員・会員による篆刻作品および特別展観を陳列し、会期中に会場内にてギャラリートークおよび篆刻講習会を開催しております。幹部の役員は原印および制作時に作成した印稿なども展示しており、通常の公募展とは一風変わった内容を展観することができるのも特徴の一つです。篆刻体験は事前の要予約制で、例年多くの方にご参加頂いています。ーー 篆刻体験コーナー
 
 

作品解説の様子①

作品解説の様子②

篆刻体験の様子①

篆刻体験の様子②

 Ⅱ.作品集等の書籍の編集・発行

 
全日本篆刻連盟展の作品集を例年発行しています。また、特別展観や主催・共催する展覧会の作品集の編集・発行に携わっております。
連盟展に出品する役員・会員は、作品集に出品作が掲載されます。
 

全日本篆刻連盟展図録
(毎年発行)

 
 

『杜詩篆刻五十選』
2012年

 

『小林斗盦先生自刻自用印集 附書画作品』2017年

 

『中島藍川遺作集』
2018年

 

『河野隆遺作集』
2021年

Ⅲ.関連催事の開催・参加・協力

 全日本篆刻連盟役員展が篆刻美術館(茨城県古河市)にて例年開催され、評議員以上の役員が出品しています。 
このほか、展覧会の主催・共催、関連催事への参加・協力・後援などを随時行っております。

篆刻美術館にて例年開催

篆刻家河野隆遺作展 2021年

台日青年篆刻交流展 2018年

がんばろう東北篆刻展 2013年

 Ⅳ.研修・交流事業

例年4月に総会を行うとともに実技講習や講演会を行っています。また、全日本篆刻連盟・日本篆刻家協会・扶桑印社の交流事業である「東西篆刻交流会」の企画・運営の一部を担っています。交流イベントでは懇親会も開かれ、篆刻を通した社交の場となっています。
 

東西篆刻交流会懇親会 2018年

 

組織概要


名 称

全日本篆刻連盟

理事長

和中簡堂

設 立

1979年

所在地

〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2丁目17−5 稲葉ビル 201号室

連絡先

03-3262-2214

活動内容

全日本篆刻連盟展の開催、関連展覧会の共催・後援、展覧会作品集の発行ほか

お問い合わせ

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